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「せっかく買った花束が、数日でしおれてしまった…」そんな経験はありませんか?
切り花は、ちょっとしたお手入れで持ちが大きく変わります。私は園芸店で2年間アルバイトをしていて、そこで植物や花に興味を持つようになりました。この記事では、特別な道具がなくても今日からできる、切り花を長持ちさせる基本のコツを5つにまとめました。
先に結論:切り花を長持ちさせる5つのコツ
- 買ってきたら、すぐに水切りする
- 水に浸かる部分の葉を取る
- 水は毎日かえて、花瓶もさっと洗う
- 直射日光・エアコンの風・果物の近くを避けて飾る
- あれば切り花用の栄養剤(延命剤)を使う
数字で見る:お手入れでどれくらい変わる?
「お手入れで本当に変わるの?」と思う人のために、農研機構(国の農業研究機関)の資料から、切り花の持ちに関わる数字を紹介します。
| ポイント | データ |
|---|---|
| 栄養剤(糖+抗菌剤) | ガーベラでは、糖1%と抗菌剤を一緒に使うと日持ちが約1.5倍に延びる |
| 温度 | カーネーションは23℃で2週間程度、30℃では1週間程度。暑い部屋ほど早くしおれる |
| 果物のガス(エチレン) | カーネーションは、ごく薄いエチレンに8時間当たるだけで花びらが内側に巻き込む |
| 湿度 | 鑑賞する部屋の湿度は50〜70%が目安 |
つまり、栄養剤を使って、涼しい場所に置き、果物から離すだけで、花の持ちは大きく変わります。
出典:農研機構 花き研究所「切り花の品質管理マニュアル」(PDF)
コツ1:買ってきたら、すぐに「水切り」する
花を持ち帰ったら、まずやってほしいのが「水切り」です。水を張ったボウルやバケツの中で、茎の先を1〜2cmほど、ななめに切ります。
- 水の中で切るのは、切り口から空気が入って水を吸いにくくなるのを防ぐため
- ななめに切ると、水を吸う面が広くなる
- ハサミは切れ味のいいものを使う。切り口がつぶれると水を吸いにくくなる
コツ2:水に浸かる部分の葉を取る
花瓶の水に葉が浸かっていると、そこから傷んで水が汚れやすくなります。水に浸かる高さより下の葉は、取ってしまいましょう。見た目もすっきりして、花が引き立ちます。
コツ3:水は毎日かえて、花瓶もさっと洗う
切り花が早くしおれる大きな原因のひとつが、水の汚れです。水が汚れると、茎の中が詰まって水を吸えなくなってしまいます。
- 水はできれば毎日かえる
- 水をかえるときに、花瓶の内側のぬめりもさっと洗う
- 茎の先がぬるっとしていたら、少し切り戻す
水の量は、花瓶の半分くらいまでで十分です。多すぎると茎が傷みやすくなる花もあります。
コツ4:飾る場所に気をつける
花を飾る場所も、持ちに大きく関わります。次の3つは避けるのがおすすめです。
| 避けたい場所 | 理由 |
|---|---|
| 直射日光が当たる窓ぎわ | 温度が上がって、花が早く開いたり、水が傷みやすくなる |
| エアコンや暖房の風が当たる場所 | 乾燥して、花びらや葉がしおれやすくなる |
| 果物のそば | 果物から出るガスで、花が早く老けてしまうことがある |
一人暮らしの部屋なら、直射日光が当たらない、涼しめの棚の上などがおすすめです。
コツ5:切り花用の栄養剤(延命剤)を使う
花屋さんで花を買うと、小さな袋の栄養剤がついてくることがあります。これは「延命剤」と呼ばれるもので、花の栄養になるだけでなく、水を汚れにくくしてくれるはたらきがあります。
ついてきたら、袋に書いてある量を守って水に入れましょう。ホームセンターや100円ショップで買えることもあります。
延命剤は、小袋タイプを買っておくと、花を買ったときにすぐ使えて便利です。
しおれてきたときの「切り戻し」
飾っているうちに元気がなくなってきたら、茎を少し短く切り直す「切り戻し」をしてみてください。やり方は水切りと同じで、水の中で茎の先を切ります。
茎が短くなってきたら、小さめの花瓶やコップに移しかえるのもおすすめです。花の量が少なくなっても、小さな器に分けて飾るとかわいく見えます。
ポイント:花によって持ちの長さはちがいます。同じお手入れをしていても、すぐしおれる花もあれば、長く楽しめる花もあります。うまくいかなくても、気にしすぎなくて大丈夫です。
よくある質問
Q. 水道水そのままで大丈夫?
A. 大丈夫です。水道水は細菌が増えにくいので、切り花に向いています。大事なのは、こまめに水をかえることです。
Q. 花束のまま飾ってもいい?
A. 花束の包みやゴム・ひもは外してから飾るのがおすすめです。茎がしめつけられたままだと、水を吸いにくくなります。
花を贈りたいときは
切り花は、自分の部屋に飾るのはもちろん、プレゼントにもぴったりです。お祝いの花を贈るなら、ネットで注文できるお花屋さんを使うと、相手の家まで直接届けてもらえて便利です。
お祝いの定番・胡蝶蘭の選び方と長持ちのコツは、こちらの記事でまとめています。
▶ 元園芸店スタッフが教える|胡蝶蘭ギフトの選び方と、もらった後に長持ちさせるコツ
まとめ
どれも数分でできることばかりです。ちょっとしたお手入れで、お気に入りの花を少しでも長く楽しんでください。
アイキャッチ画像:Photo by Rikonavt on Unsplash


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